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【10/13〜11/4】原田よもぎ展〜字のない物語〜|勝山文化往来館ひしお

ひしお開館20年を記念して、岡山縁の「原田よもぎ」さんによる作品展が開催されます。

期間は10月13日から11月4日の約3週間。

10月13日(日)14:00からは、オープニングイベントも予定されています。

勝山の美しい町並み巡りの一環として、ぜひお立ち寄りください。

作家より

「字のない物語を描く」をテーマにずっと絵を描いてきました。

私にとって1枚の絵というのは何ページにも渡る1千言の言葉よりも多くを語り、無限の想像をさせてくれるものです。

物語を想像したとき、その中には香り・音・時間・温度・風・季節・空気など全てが含まれていると思っています。

そんな、時には1冊の本と同じくらいの物語を含んでいるものを形作る道具として絵を描くことを選んできました。

そこには言葉の壁はなく、見た人が感じたままの物語を紡ぐことができる、何よりも単純で愉快で美しいものなのだと思っています。

見た人を立ち止まらせたい、絵の中に迷い込ませたい、いつもそう思っています。

物語を一番綺麗に描けるのが日本画の画材だと感じてこの10年日本画画材で絵を描いています。

自然素材から作られる和紙や絵具の煌めきは、それだけでもそこに物語があるように感じます。

水を使う絵画である日本画は水が乾く時間を多く要しますが、その時間は物語が紙に染み込む時間のように思えます。

また、近年は形をかえる伝統絵画である「屏風」に興味を惹かれ、屏風を自身で作ったり新しい見せ方を考えたり実践したりしています。

今回は私自身の地元もある岡山県北部で展示ができるということで大変嬉しく思っています。

緑と水が綺麗なこの地に、幾つもの物語を連れていきます。

ぜひ、目が合った物語の前で立ち止まり、あなたが感じたままの物語を紡いで絵の世界に迷い込んでいただけると幸いです。

原田よもぎ / Harada Yomogi

1995生まれ 2001から岡山育ち
2014 明誠学院高等学校 特別芸術コース美術系 卒業
2018 倉敷芸術大学 芸術学部デザイン芸術学科日本画研究室 卒業
2020 倉敷芸術科学大学大学院 芸術研究科美術専攻日本画研究室 修了
2023 倉敷芸術科学大学大学院 芸術研究科芸術制作表現専攻博士後期課程 修了
「動き出す絵画―屏風の可能性について―」 論文提出  博士号(芸術)取得
2023年度 倉敷芸術科学大学大学院 研究生
2024〜 倉敷芸術科学大学 芸術学部芸術学科 助教

リンク:倉敷芸術科学大学ホームページInstagram

◆期 間 2024年10月13日(日)~11月4日(月)10:00~16:30 ※水曜休館
◆場 所 勝山文化往来館ひしおホール(岡山県真庭市勝山162-3
◆入場料 300円・中学生以下無料
◆サブ会場 勝山武家屋敷館(入場料200円)
◆お問い合わせ 0867-44-5880(ひしお)※水曜休館
◆リンク 勝山文化往来館ひしおホームページ

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