2月23日(水)14:00〜15:00は、アーティスト三人によるオープニングトークを開催。
この展覧会ではガラス、漆、テキスタイルのアーティスト三人の作品を紹介します。
会場に並ぶ作品群は、自然の振舞いからインスピレーションを得て制作され、個々の感性や素材の特質が時に引き合い、時に重なり生み出された表象の世界『原・風・景』を映しだします。
それは、一人ひとりの意識下の記憶を呼び覚ますための装置ともいえます。
三者が織りなす景色の響き合いを感じていただけたらと思います。
【磯谷 晴弘】
46億年の地球の時間の中で、どの様にして水がこの地球上に存在することになったのか、水の惑星とも言われ、生命の誕生に欠かせない水の不思議な成り立ちに、制作の原点がある。
【西川 雅典】
風は大気の鼓動。目には見えないが、様々な足跡を残す。大地の上に流れ、水面に動きを生み出す。その一瞬を表現できたらと、そして心の奥に宿る記憶を呼び起こすものであれたらと思う。
【岡本 昌子】
水の動きを飽かず見つめる。振りそそぐ光に安堵を覚える。命に刻まれたはるかな記憶に呼応して、景が立ち上がる。色に置き換える。それは、生かされている感覚をつかむ作業かもしれない。