【4/30~5/15開催】写真展 昭和十年代の時空
親父(千明)が6×6のフィルム束を僕に渡してくれたのは、96歳になった2010年であった。
その66年前にさかのぼる、
僕が生まれる6か月前に軍艦に乗っていて24歳で戦死した僕と同姓同名のおじさん・親父の弟(年了)と親父が丹念に撮っていた、それは貴重な作品群だった。
多くの写真が静かに語る当時の生活が太平洋戦争の風景の中に輝いて見える。
そんな生活が破壊され、24歳で戦死して僕に生命のバトンを渡してくれたおじさん、弟の不条理な死になすすべのなかった無念の親父。
それらは、今を生きる多くの人々に、僕が伝えなければならない映像だった。
伴 年晶(建築家)
プロフィール
伴 年了(ばん としあき)
大正9年2月湯原生まれ
呉海軍学校卒業
戦艦大和から扶桑に乗船
昭和19年11月フィリピンレイテ湾で24歳で戦死
伴 千明(ばん ちあき)
大正3年11月湯原生まれ
岡山県勝山中学校卒業
父の養蚕業倒産を機に志布志を経て防府市へ
昭和20年8月疎開帰郷
平成27年没
オープニングトーク
伴年晶さんと森本二太郎(写真家・新庄村)さんのトーク
日時:4月30日(土)14時~15時 要入場料
◆開催日時 4月30日(土)~5月15日(日)
◆会場 勝山文化往来館ひしお ひしおホール
◆開館時間 10:00~16:30
◆休館日 5月6日(金)・5月11日(水)
◆入場料 300円(中学生以下無料)
◆問合せ 勝山文化往来館ひしお
岡山県真庭市勝山162-3
TEL&FAX 0867-44-5880
E-mail:hishio2@hishioarts.com
◆新型コロナウイルス感染予防のため、ご来場の際には以下の点にご協力ください
・咳エチケット・マスクの着用・手指の消毒の徹底
・人と人との距離(ソーシャルディスタンス)の確保
・風邪の症状、その他体調の優れない場合はご来場をお控えください