余映vol.5『川添彩作品特集』
岡山や倉敷を拠点に活動されている自主企画の上映会「余映(よえい)」が、真庭市久世のビクトリィシアターにやってきます。
「余映」では、あらゆる映像メディアが氾濫する現代において、今見るべき映画作家の作品を特集上映という形で紹介しています。
vol.5では、川添彩監督がこれまでに制作した5つの短編作品を上映します。
多摩美術大学在学中にマヤ・デレンの作品群に影響を受け、映画監督・青山真治氏に師事した川添監督は、恐るべき強度をもつ作品を発表し続ける、いま注目すべき映画作家です。
全ての作品に通底している、価値体系そのものへの揺さぶりや、あらゆる境界線を融解させる説明を欠いた記号の横溢。
そして、自らのファンタズムのみに陥ることなく、この世界の不確かさに触れる電光石火のショットに、私たちは映画の未来を見るのか、あるいはひとつの終幕を感じ取るのか。
上映会の名前である余映とは、日が沈んだり、灯火が消え去ったあとに残った輝き、という意味があります。
鑑賞し終えた後に残る感情が余映となり、皆様の元に残れば幸いです。
参加を希望される方は、WebフォームまたはE-mailよりお申し込みください。
上映作品
ぞうが死んだ / 2012 8min.
夜の電車 / 2019 15min.
とてつもなく大きな / 2020 11min.
とおぼえ / 2022 23min.
不在、まばゆいばかりの / 2025 10min.
◆開催日時 2025年12月6日(土) ①13:30開場/14:00開演・②17:30開場/18:00開演
◆会場 ビクトリィシアター(岡山県真庭市久世2581)
◆席数 25席
◆鑑賞料 1,500円
◆申込 Webフォーム・E-mail:cineruelle@gmail.com(名前・人数をご明記ください)
