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吉縁起村は「愛」にあふれる村だった件

11月13日日曜日。おめでたい地名が多いことで有名な吉(よし)地区に行ってきました。

縁あって吉で村おこし活動をされている吉縁起村実行委員会の皆さんにに初めてお目にかかってから早2年以上。
最近では地域の拠点「立寄処」で行っている毎週日曜日の販売会が熱いと聞きます。

約50食のお弁当(隔週で販売)が予約分も含めて秒で売り切れるとか、地域の産品や手作り品がびっくり激安価格で販売されているとか、活動によって地域住民の80%以上の幸福度が爆上がりしているとか。

聞いているだけでめちゃめちゃ楽しそうじゃないですか。
今日は日曜日。こりゃ行くしかないですね!

産地直送にもほどがあります!!

あいにくの雨模様だけど、気持ちは軽く立寄処へ。
着いてあいさつもそこそこに代表の藤原さんから「吉で採れた芋食べね~」と焼き芋が手渡されます。

「ええっ!もらっていいんですか?」

品種は紅はるかだそう。
七輪2台体制の専用のかわいい釜の中でどんどん焼かれています。

焼き芋をもぐもぐしながら立寄処の中をうろうろ。
新鮮な野菜に山で採れたきのこ、手作りの手芸品に吉縁起村のオリジナルグッズ。
とりどりの商品が「いいでしょ!いいでしょ!」とアピールしてくるようです。

商品を見ているとキャベツを出している松下さんがやってきて「なんぼ買うてもええで、追加はそこの畑から採ってくるけえ」と。
産地直送にもほどがあります!!

おもてなしがあったかいんですぅ。

玄関先の豪華絢爛なお花。
来てくれる方の目を喜ばせるためにと毎回メンバーのご婦人が生けてくださるそうです。
おもてなし精神がどこかしこからあふれてきます。

売店に来られるのは地元の方が多くて、いつもの人とまた会えたねという雰囲気にほっとします。

私がいた時間じゅう、お客さんは途絶えることがなく出入りしていました。


商品についている番号と個数をノートに書き記すタイプのアナログな会計方法がなんともエモい。

そしてついに今日の注目商品が登場!
ご婦人メンバーの手作り弁当です。(おからもありました)
まってましたとばかりにどんどん売れていきます。

その他にもこの時期からのお楽しみは手作り玉こんにゃくです。
こちらも人気商品ですが、作るのが本当に大変らしく、「にへん(2回)しかできんけ~」というお話だとか。

しっかし、どの商品も安い!
この村には「300円以上」という概念がないんじゃないかというほど安いんです。

この村は住民同士の「誰かに何かしたげたい」というハートフルなものでできているんですね。

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少し話は変わりますが。
吉がある真庭市の落合エリアは地元出身の私からみてもちょっと警戒心強めな人が多いんです。
見慣れない人がいるとちょっと緊張感が漂うというか。

だけど吉は全然違いました。
立寄処で私が話しかけたり、話しかけてくださったみなさん、なんだかほわっとした雰囲気で私の相手をしてくれるのです。
ひょっとしたら私もここの住人だったのか?と錯覚するほど自然に。

ああああ、多分都会の人が田舎での人付き合いに求める雰囲気ってこんな感じよね。
ただしそれは田舎による。
でも吉には確実にある。

この感じをみだりに踏み荒らさないように、私も仲間に入りたいなあ。
帰るのが惜しいなあと思いながら、立寄処を後にしました。

そんなこんなで嬉しくなってあれもこれもと買い物したのがこちら。
これで2000円以内ってすごくないですか?!

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吉縁起村 立寄処(真庭市吉3614-2)
吉縁起村のホームページ

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